5月6日までの大型連休は岸田内閣メンバーの外遊ラッシュとなる。
岸田文雄首相は同1日から6日間の日程で、フランス、南米のブラジル、パラグアイを歴訪。閣僚13人も出張を予定する。昨年5月に新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行して初めての大型連休で、首相・閣僚の3分の2超が日本を離れる予定だ。
訪問国が最も多いのは上川陽子外相の6カ国だ。新興・途上国「グローバルサウス」との関係強化のため、アフリカ3カ国と南アジア2カ国を相次いで訪問。パリで2〜3日に開かれる経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会には、首相と上川氏、松本剛明総務相、斎藤健経済産業相、河野太郎デジタル相、新藤義孝経済再生担当相が出席する。
大型連休中は国際会議が集中しており、斎藤氏と伊藤信太郎環境相はイタリアが議長国を務める先進7カ国(G7)気候・エネルギー・環境相会合に参加。6月に伊プーリア州で開かれるG7首脳会議(サミット)に向け認識を擦り合わせる。
2025年の大阪・関西万博を見据え、自見英子万博担当相はパリで博覧会国際事務局(BIE)のケルケンツェス事務局長と会談する。一方、昨年の大型連休に外相としてカリブ海・南米5カ国を訪問した林芳正官房長官は国内にとどまり、首相・閣僚不在中の危機管理を預かる。
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