【AFP=時事】男子テニス、ドイツ出身の元名選手ボリス・ベッカー(Boris Becker)氏(56)が債務者との取引で破産の免責が認められたと、同氏の弁護士が25日に明らかにした。
独ベルリンに拠点を置く弁護士はAFPに送った発表文で、「破産管財人と合意した結果、2017年に開始されたボリス・ベッカー氏の破産は、昨日英ロンドンの高等法院が下した決定により法的に終了した」と述べた。
その一方で、合意内容の詳細については、「現時点では」引き続き機密事項であるとしている。
ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)で3度の優勝を誇ったベッカー氏は、250万ポンド(約4億8600万円)の資産およびローンを隠して借金返済を免れた破産法違反で、2022年4月に禁錮2年6月の実刑判決を受けた。
英国の外国人受刑者に関する法律に基づいて同12月に釈放された後は、ドイツへ強制送還されていた。
ベッカー氏はスペイン・マヨルカ(Majorca)島に所有していた300万ポンド(約5億8000万円)以上の不動産の未払いをめぐって債権者に5000万ポンド(約97億円)の返済義務があり、2017年に破産宣告を受けた。
【翻訳編集】AFPBB News
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